スズキの新型アルトが2021年12月に発売されました。7年ぶりのフルモデルチェンジとなりましたが、MTモデルが廃止され、全車CVTに。そこで気になるのはハイパフォーマンスモデル「アルトワークス」の新型モデルについてかと思います。廃止も噂されていますが、一体アルトワークスは存在するのでしょうか。
2021年12月のフルモデルチェンジによってアルトがどのように変わったかを確認しながらアルトワークスの予想を行っていきたいと思います。
年月 | トヨタ | 日産 | ホンダ | マツダ | スバル | 三菱 | スズキ | ダイハツ |
2021年 | ||||||||
12月 | ノア ヴォクシー | アルト | 新 ラガー | |||||
2022年 | ||||||||
春頃 | フェアレディZ セレナ |
ステップワゴン | マツダ6 | WRX STI | アウトランダーPHEV | アルトワークス | ||
夏頃 | シエンタ | CX-3 | ||||||
秋頃 | エルグランド | フリード | CX-5 | |||||
冬頃 | HR-V | RX-9 | スバルXV インプレッサ |
新型アルトは丸みを帯びたデザインに
画像左が新型アルトで画像右が旧型のアルトになります。
全体的に丸みを帯びたフォルムへと変更され、愛嬌のあるデザインへと変更されています。
Aピラーの傾きを起こすことで窓ガラスの面積が拡大され、運転先からの視界が大幅に確保されていることがわかります。また、全体的にゆったりとした室内空間がゆったりしたような印象を受けます。
新型と旧型の車両サイズを比べてみましょう。
<新型>
全長×全幅×全高:3395mm × 1475mm × 1525mm
ホイールベース:2460mm
<旧型>
全長×全幅×全高:3395mm × 1475mm × 1500mm
ホイールベース:2460mm
全高が旧型に比べ+25mm拡大されており、乗降性が改善されているとともに室内空間もゆとりがでています。
旧型のアルトワークスはアルトとボディサイズの違いはなかったため、全高が旧型に比べ+25mmとなると予想されます。また、基本的には新型アルトと同じく丸みを帯びたデザインとなるでしょう。
<新型アルトワークス(予想)>
全長×全幅×全高:3395mm × 1475mm × 1525mm
ホイールベース:2460mm
室内空間を拡大しより広くなった居住空間
続いて新型と旧型の室内寸法を比べてみましょう。
<新型>
室内長×室内幅×室内高:2015mm(一部グレード1960mm) × 1280mm × 1260mm
<旧型>
室内長×室内幅×室内高:2040mm(一部グレード1985mm) × 1255mm × 1215mm
室内長が25mm短くなっていますが、室内高を45mm拡大したことで天井の圧迫感を大幅に軽減。室内幅も25mm拡大しており、居住性が大きく向上しました。
アルトワークスですが、旧型では室内長が2040mmのものが採用されていたので、今回も大きな室内となる室内長2015mmが採用されると予想します。
<新型アルトワークス(予想)>
室内長×室内幅×室内高:2015mm × 1280mm × 1260mm
室内の空間が大きくなったことだけでなく、装備もグレードアップしています。
画像左が新型アルトで画像右が旧型のアルトになります。
インパネとトリム部がネイビーを基調としており、大人っぽく落ち着いた雰囲気に仕上がっています。また、中央には7インチのディスプレイオーディオを設定。バックカメラや全方位モニターの映像を表示できるほか、燃費、航続距離情報や車両警告情報といった車両情報の確認が可能です。収納スペースも大幅に改良され、インパネトレーやインパネドリンクホルダーの設置だけでなく大型のスマートフォンを収納できるインパネセンターポケットなどが新たに設定されました。
気になるパワートレインは!?
アルトワークスといえばやはり走りのイメージ。アルトのパワートレイン情報をもとにどのようなスペックになってくるのかを予想したいと思います。
まずはアルトの新型と旧型の比較になります。
新型アルトにはガソリン車だけでなく、マイルドハイブリッド車が設定されました。
<新型 ガソリン車>
エンジン型式:R06A
最高出力:46ps
最大トルク:5.6kgf・m
<新型 ハイブリッド車>
エンジン型式:R06D
最高出力:49ps
最大トルク:5.9kgf・m
モーター最高出力:2.6ps
モーター最大トルク:4.1kgf・m
<旧型 (ガソリン車)>
エンジン型式:R06A
最高出力:52ps
最大トルク:6.4kgf・m
エンジン出力は旧型車よりも落とされています。軽自動車で車両重量が軽いとはいえ、6psの出力の違いはかなり大きいのではないでしょうか。ガソリン車では旧型車のほうが加速力が良さそうです。
続いては旧型アルトとアルトワークスの比較になります。
<アルトワークス>
エンジン型式:R06A(ターボ付き)
最高出力:64ps
最大トルク:10.2kgf・m
<旧型 (ガソリン車)>
エンジン型式:R06A
最高出力:52ps
最大トルク:6.4kgf・m
アルトワークスではターボ付となり軽自動車の規制最高出力である64psを出しています。また最大トルクも10.2kgf・mと大幅に向上されています。
次期アルトワークスですが旧型で搭載されていたR06Aではなく、より燃費性能が良い新型アルトのハイブリッド車に搭載されているR06Dを採用するとの噂があります。
R06Dをターボ化して軽自動車の規制最高出力である64psを達成することは間違いないでしょう。さらに最大トルクの向上も図られます。
また、R06D型エンジンはR06A型エンジンに比べロングストロークであるため、中速域のトルク特性が有利であるのでトルクバンドの改善もみられるのではないでしょうか。また、燃費とレスポンスの向上も図られると予想されます。以下が予想スペックです。
<新型アルトワークス(予想)>
エンジン型式:R06D(ターボ付き)
最高出力:64ps
最大トルク:13kgf・m程度
エンジン性能の予想をしましたが、走りを楽しむ方にとってエンジンスペックとともに気になるのは車両重量ではないでしょうか?これについても新旧で比較してみたいと思います。
<新型アルト>
680kg~760kg
<旧型アルト>
610kg〜700kg
<アルトワークス>
670kg~720kg
新型アルトは旧型アルトに比べ60kg~70kg重くなっていることがわかります。またアルトワークスはアルトに比べ20kg程重くなります。そのため、車両重量は以下のように予想します。
<新型アルトワークス(予想)>
740kg~780kg
MT仕様はなくなってしまうのか!?
アルトワークスにはFF 5速MT、4WD 5速MT、4WD 5速ATの3ラインナップがありました。アルトにも同様にMT仕様がありましたが、新型アルトではMT仕様がなくなり全車CVT仕様へと変更されています。これは新型アルトワークスに影響してくるのでしょうか。
これに関してはアルトワークスは走りを楽しむ人への車であるため、願いを込めてMT仕様ありと予想します。
まとめ
新型アルトの情報をもとに新型アルトワークスの諸元を予想してきました。
エンジンの出力は規制があるため変更はないでしょうが、トルク特性と燃費性能の向上に期待がかかります。新型アルトをベースにするので居住空間の快適性が向上したため、新型アルトワークスは運転する方も同乗する方も楽しめる一台になるのではないでしょうか。
まだまだ新型アルトワークスの情報は少ないため、最新情報が入ればまとめたいと思います。