昔、バイク用のエンジンは2ストロークエンジンは主流でした。
しかし2000年以降の排ガス規制により、2ストロークエンジンは消滅して現在の国内生産のバイクは4ストロークエンジンになりました。
今回の記事では、4ストロークエンジンとは実際にどういう構造なのか? これらの疑問を解消しつつ分かりやすく解説していきたいと思います。
![](https://carbumaga.com/wp-content/uploads/2023/08/charat_storm_ico_22196453-300x300.png)
まだ2ストロークエンジンの解説記事を読んでない方は、そっちを先に読むことをオススメするよ。
4ストロークエンジンとは
![](https://carbumaga.com/wp-content/uploads/2021/08/2st4st.png)
4ストエンジンは「吸入」「圧縮」「爆発」「排気」というエンジンの作動サイクルを4つの工程(ストローク)、ピストンが計4回上下することで完了します。
吸気用と排気用の各バルブを高精度で作動させるなど構造的には複雑
安定した出力、燃費、環境性能などが認められ、今では大排気量モデルからスクーターまで、殆どのモデルに採用さています。
GIF動画で見てみよう
4ストロークエンジン
![](https://carbumaga.com/wp-content/uploads/2021/08/4-Stroke-Engine.gif)
2ストロークエンジン
![](https://carbumaga.com/wp-content/uploads/2021/08/Two-Stroke_Engine.gif)
吸入工程
![](https://carbumaga.com/wp-content/uploads/2021/08/Four_stroke_cycle_intake.png)
ピストンが下がり混合気(燃料を含んだ空気)をシリンダ内に吸い込む工程。
圧縮工程
![](https://carbumaga.com/wp-content/uploads/2021/08/圧縮.png)
ピストンが上まで上がり混合気を圧縮する工程。
燃焼行程
![](https://carbumaga.com/wp-content/uploads/2021/08/燃焼.png)
![](https://carbumaga.com/wp-content/uploads/2021/08/燃焼2.png)
又は爆発工程とも言う
点火プラグにより点火された混合気が燃焼し、燃焼ガスが膨張してピストンが下まで押し下げられる工程。
排気工程
![](https://carbumaga.com/wp-content/uploads/2021/08/haiki.png)
そのままの勢いでピストンが上がり燃焼ガスをシリンダ外に押し出す工程。
4ストと2ストの違い
エンジンの工程
- 吸気
- 圧縮
- 燃焼
- 排気
エンジンの工程は主にこの4工程でできています。
すごく簡単に説明すると、この4工程がの1連の動作をするまでにピストンが何回動くかを基準にして4スト、2ストに分けられます。
![](https://carbumaga.com/wp-content/uploads/2023/08/charat_storm_ico_22196453-300x300.png)
2ストエンジンを詳しく知りたい方は下記の記事を読んでね
4ストのメリット デメリットや特徴
- 燃費が良い、また環境性能も高い
- 基本2ストロークエンジンより静音性が高い。
- 2ストよりはパワーが弱く感じる。
2ストのメリット デメリットや特徴
- ストロークエンジンと比べるとパワーがあり加速性が高い。
- 排気音が、高い音でうるさく感じる人も居る
- 燃費が悪い。
単純に選ぶ基準として同排気量と比べた場合、パワーを取るか、燃費を取るかで決まるよ。
まとめ
いかがでしたか?
この記事は、4ストロークエンジンの構造を解説した。
最近の国産バイクは4ストロークエンジンが基本なので是非覚えておきたい。
4スト、2ストが分かるとライダートークもきっと盛り上がって楽しいですよ。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。