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ユーザ車検の流れを解説 必要書類などをまとめて実際に行ってみた。

車検を自分自身で受けることをユーザ車検といいます。
予約をすれば全国どこでも運輸支局でユーザ車検を受けることが可能です。
この記事ではユーザ車検の実際の受け方や流れ、必要書類をまとめてみました。
また自分自身が実際にユーザ車検に行ってきたので失敗談も含めて書いていきたいと思います。

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ユーザ車検を受ける前準備

サスペンション

車検検査項目の把握

まずユーザ車検に行く前に、どんな検査項目があるのか把握しときましょう。
保安コースで受ける検査項目は全部で8項目あり、ここでは検査項目の流れや注意点などを紹介しておきます。

1.同一性の確認

車検証や申請書類の記載内容と、車両が同一であるかの確認。

まず最初に行われるのが、検査コース入口での同一性の確認です。
検査官と呼ばれる職員が近づいて来ましたら、自動車のボンネットを開けて車検証を含む書類を提出します。
車両に打刻されている車台番号とエンジンに打刻されている原動機型式から、提出した書類と自動車が同一であるかの確認が行われます。
その他の同一性の確認(車検証記載の内容から変更や改造が行われていないか)については、2の外廻り検査内で行われます。

2.外回り検査

自動車の外観(車体・灯火類など)に問題がないかの確認。

続けて検査官の指示により、外廻り検査を行います。
通常、自動車の前方から、ヘッドライトをスモール → 全光と順番に点灯させ、
ハイビーム・ロービームの切り替え、さらにウインカーを左右順番に点灯させます。
検査官は前方を確認後、自動車の後方へ向かいながら、タイヤのホイールナットをハンマーで叩き、
打音を通じてナットに緩みがないかの確認を行います。
検査官が自動車の後方へ移動しましたら、テールランプの点灯、ブレーキを踏みブレーキランプの
点灯、ギアをリバースへ入れバックランプの点灯を行います。
また、再度ウインカーを左右順番に点灯させ、最後にハザードランプを点灯させます。
外廻り検査、同一性の確認に問題がなければ、自動車検査票に外廻り検査合格の押印がされます。

3.サイドスリップ検査

前輪タイヤの横滑り量(直進安定性)の確認。

コース内での最初の検査は、サイドスリップ検査と呼ばれる、前輪タイヤの横滑り量を測定します。

簡単に言うとホイールアライメントのことです。

4.ブレーキ検査

前輪・後輪・駐車ブレーキの制動力の確認。

サイドスリップ検査を終えたら一旦停止線で止まり、前方の電光表示機に
「ゆっくり前進 前輪停止線で止まる」と表示されるまで待機します。
表示がされたらラインに合わせゆっくりと前進し、4輪をテスタ(ローラー)の上に乗せます。
乗せ終わりましたら、ギアはニュートラルへ入れておきます。エンジンは切らないで下さい。
4輪とも指定の位置に載るとテスタが沈み、ブレーキの検査が開始されます。
ブレーキを踏むタイミングは、前方の電光表示機に従って下さい。

5.スピードメーター検査

実際の速度と、速度表示機器との誤差の確認。

ブレーキ検査を終えると、続けてその場でスピードメータ検査に移行します。
前方の電光表示機に「40キロでパッシング」と表示されたら、ゆっくりとスピードを上げていって下さい。
この時、ハンドルは真っ直ぐしっかりと握っておいて下さい。ハンドルから手を離すと、
車両がテスタから飛び出し、大きな事故に繋がる危険があります。
スピードメータが40キロを指したら、パッシングを行って下さい。

6.ヘッドライト検査

ヘッドライトの光量・光軸が、基準値内であるかの確認。

スピードメータ検査を終えると、続けてその場でヘッドライト検査に移行します。
電光表示機に指示に従い、ヘッドライトをロービームで点灯させて下さい。
前方の左右からヘッドライトテスタが現れ、ヘッドライトの光量・光軸の測定を開始します。

7.排気ガス検査

排出ガスのCO(一酸化炭素)と、HC(炭化水素)の濃度の確認。

記録を終えると、続いて排気ガス検査を行います。
記録器の横に設置されている、排出ガス検査機器から伸びている写真のプローブを
自動車の排気管(マフラーの出口)に差し込みます。

8.下回り検査

車両下部の不具合(かじ取り装置・オイル漏れなど)の確認。

ゆっくりラインに沿って前進させ、中央が空洞になっている検査機器の「停止位置」にタイヤの前輪を乗せ、エンジンを切ります。この時ギアは、ニュートラル、もしくはパーキングに入れて下さい。駐車ブレーキは引かないで下さい。
検査が始まると、自動車が左右に揺れ出し、斜め前方の電光表示機に指示が表示されます。その指示に従い、ブレーキを踏んだり、サイドブレーキを引いたりといった操作を行って下さい

必要書類の準備

ユーザ車検を受ける前に必要な書類を準備します。

  1. 車検証
  2. 自賠責保険証 新旧2枚必要
    当日、陸運局で自賠責保険の更新可能
  3. 自動車納税証明書
  4. ハンコ
  5. 自動車検査表
  6. 自動車重量税納付書
  7. 継続検査申請書

5~7は当日陸運局で準備するものです。
2の自賠責保険は当日、陸運局で新しく加入できます。

ユーザ車検の予約

注意点といて、ユーザ車検ができるのは平日のみです。

自動車インターネット予約システムにアクセスして予約をおこなってください。

普通車 バイクは→コチラ

軽自動車→コチラ

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ユーザ車検当日の流れ

運輸支局で当日準備する用紙の入手・作成

運輸支局の窓口で当日準備する用紙をもらいます。

  1. 自動車検査表
  2. 自動車重量税納付書
  3. 継続検査申請書

上記の書類を入手したら、見本がありますので記入してください。
見本があるので結構簡単に記入はできます。

自動車重量税 検査手数料の支払い

運輸支局場内の印紙・証紙販売窓口で、自動車重量税額分と検査手数料分の印紙・証紙を購入します。
購入した印紙・証紙をそれぞれの書類に貼り付けます。
料金は車種によって違いますが、自分の場合はまた下記で説明します。

自賠責保険の継続加入手続き

自前に保険屋さんで自賠責保険の継続手続きを行っている方は必要ないですが、
継続手続きをやっていない方は、運輸支局で出来るので行ってください。

自動車税の納税の確認

自動車税納税証明書(継続検査用)を自動車税事務所などの納税確認窓口に提示します。
自動車税納税証明書(継続検査用)に問題がなければ、きちんと納税されている旨の押印をもらえます。

車検の受付

運輸支局内のユーザー車検受付窓口に書類一式を提示します。
また、ユーザー車検予約を行った際に発行された番号(予約番号)を窓口の職員へ伝えます。

検査コース

自動車に乗り、検査コースで受検を行います。
内容は上記に書いてあります。

車検証の交付

無事に検査が合格であれば、書類一式を車検証交付窓口へ提出します。窓口で新しい車検証とステッカー(検査標章)の交付を受け、ユーザー車検終了となります。
検査に合格しなかった場合は、不適合箇所の整備を行った後に再検査を受けることになります。
再検査の内容は、不適合とされた検査日から2週間以内に受ける場合と、その2週間を超えてから受ける場合とでは検査項目が変わってきます。
2週間以内であれば、不適合箇所に関わる検査項目のみの受検となります。
その場合、予め不適合の指摘を受けた検査日に限定自動車検査証の申請を行い、
交付を受けておく必要があります。

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実際に掛かる費用の紹介

お金の比較

ここでは実際に自分が、軽自動車で(L175S ムーヴ)ユーザ車検に行って来たので
掛かった費用を紹介します。

  • 検査法定手数料:1400円
  • 重量税:6600円
  • 自賠責保険:19730円
  • 印紙代:700円

合計28430円

衝撃の結果ですね!!

ちなみに某イ○ローハット見積もり

  • 重量税:6600円
  • 自賠責保険料:21140円
  • 印紙代:1400円
  • 車検基本料:12100円
  • 法定点検料:13200円
  • 事務手数料:1100円

合計55540円

お店も商売なので分かりますが、こう見比べると利益がどのくらいかハッキリ見えますねwwww

車検基本料、法定点検料、事務手数料・・・なにそれ??って感じですww

まとめ

ユーザ車検は意外と行ってみると本当に簡単なのでおすすめです
あなたも少しでも車検費用を削減したくはないですか??
是非チャレンジをオススメします。
お店もいいですが、そこは商売なのでしっかり利益を取られます・・・

今回はユーザ車検について記事をまとめてみました。
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