あ!!
「ネジが舐めてしまった・・・」
あなたは、こういう経験ありませんか??
ドライバーでネジを外すとき、ドライバーがネジから離れようとする力が作用します。
基本的、これを防ぐため、ドライバーを使う際には「押し:7 回し:3」で使うのが一般的です。
このバランス以外で使ってしますと、ネジ溝を傷つけて舐めてしまうことがあります。
今回は、そんなときの為のアイテムを、ネジ溝の損傷具合別にご紹介していきます。
(なめたネジ外しアイテムは多種多様に存在しますので、今回はネジ溝にアクセスするアイテムにフォーカスしています。)
ネジの舐め具合が軽度の場合

この商品は滑り現象を防ぐ摩擦増強液を使用しているため、ドライバーとネジとの摩擦を高めるだけでなく、普段からのネジのなめ予防にもなります。
また、中性なのもポイント!!!ネジが錆びづらいです。
舐め初めや完全になめてしまう前の初期段階で有効です。
「少しでもやばいと思ったら、作業を中断して、こいつを塗ってみてください。」
使用方法
ドライバーの先やネジの溝に滑り止め液を1~2滴付け、ドライバーを垂直にあてて押し付けながら回します。
ネジの舐め具合が中程度の場合
ビスブレーカードライバー

このドライバーは普通のドライバーと異なり、先端が特殊な刃先の形状になっています。
特殊刃先形状はハンマーなどで叩いて打ち込むことによって新たな溝を作ることが可能です。
ネジ溝がなめてしまった場合は、新しいネジ溝を作ることによってネジを外すことができる便利工具です。

使用方法
座金をハンマーでたたき、刃先をネジに喰い込ませ、押し付けながら回転させます
ミニインパクトドライバー

この製品は、インパクトドライバーだけではなく、普通のドライバーとしても使用可能です。
この類の製品は、昔からある有名製品なので、知っている人も多いと思います。
ハンマーなどで叩くとと刃先が回転してくれるため、なめたネジだけではなく錆びた/固着したネジなどにも使用できます。

使用方法
左右切り替えで回転方法を決める。
ネジにビットをあて、ハンドルをしっかり握り、固定したままハンドル部をハンマーで叩く
叩いた力が回転の力に変わり最大45°回転し、ネジを絞めたり緩めたりすることが可能。
他にも沢山製品があるのでリンク載せておきます。
ネジの舐め具合が重度の場合
インパクトドライバー ネジ取り

この製品は、鋭くなっている刃先が舐めたネジに喰い込み新たな溝を作り、舐めたネジを取り外します。

使用方法
- ハンマーで叩いて溝を作る
- 刃先を動かさずハンマーで何回も叩き、舐めたネジに喰い込み溝を作る。
- インパクトドライバーでネジを緩める
- 溝にしっかり刃先が食い込んでいるのを確認しながら、ハンマーで叩く
- ゆっくり取り外す。
なめたネジはずしビット3本組

この製品はインパクト電動ドライバーを使って、舐めたネジを外す工具になっています。
使用方法
ドリル部で下穴を右回転で垂直に開けます。(丁寧に)
ビットを差し替え、垂直にネジ部を穴に差し喰いつきを確認します。
垂直に押しながらゆっくり左回転させ、ネジを抜き取ります。
まとめ
今回は、主にアネックスの製品でネジ溝がなめてしまった際に損傷具合に応じて役立つアイテムをご紹介致しました。
車やバイクを弄っていると、誰しもが経験する事だと思います。
大切なのは、やばいと思ったら、強引にやらないこと、
このまま、作業を続けてしまうのは、あまり良い思い出がありません。
まとめますと、軽症~中強度は、インパクトドライバーなどでネジ溝を保存した状態で外す。
重症の場合は新たなネジ溝を作って外す。
そのような感じです。
またこれらの工具はは、ペンチなどでつかめない皿ネジなどに対してとても有効です。
状況によってアイテムを使い分けることで効果的にネジを外すことができますので、参考にしてみて下さい。