車やバイクには必ずある部品「スパークプラグ」
スパークプラグはエンジンが回ってる間、絶え間なく火花を出している忙しい部品です。
ガソリンと空気の混合したガスに火花を出し着火させ、エンジンを回転させてパワーを生み出しています。
そう考えると非常に重要な部品だと言えます。
今回はうちのL175Sムーヴが新車で購入してもう10年以上・・・
距離はまだ3万キロぐらい。
距離は全然走ってないが、最近燃費の低下がものすごく目立つ
さらにエンジンの振動や、掛かり具合もバッテリーの電圧問題ないのになぜは重い感じ・・
色々調べてみると、プラグ関連が検索で出てきた。
「そういえば、この車多分新車の時からプラグ交換していないかも・・・」
プラグ交換時期目安
《一般プラグ》
1万～2万キロ目安
《イリジウムプラグ》
低寿命タイプ：2万キロ
高寿命タイプ：10万キロ
ちなみにムーヴの純正プラグは一般プラグです。
そう考えるともう3万キロ以上だし、しかも10年以上経ってる。
多分プラグ変えてない気がするしなぁ・・・
車検もユーザ車検ばっかりだったので、完全に自分の管理ミス
やってしまった・・・ｗｗ
めっちゃ気になり出したのですぐにプラグを購入して交換してみました。
やってみるとすごい簡単で時間的には20分程度だったので、是非皆様もやってみてください。
プラグ交換に必要なもの
今回のL175Sムーヴのプラグ交換に必要なものをまとめました。
一覧
- スパークプラグ3本
- プラグレンチ
- ラチェットレンチセット（10ミリボルトが外せればなんでも良い）
- クリップ外し
スパークプラグ
まずこれが無いと始まりません。
ムーヴは3気筒エンジンなのでプラグは3本必要です。
純正相当の普通のプラグを交換するのもありですが、お金に余裕がある人はイリジウムプラグの高寿命タイプに交換してもよいかもしれません。
イリジウムプラグのメリット
- 燃焼効率がいいので排ガスが綺麗
- エンジンの若干のパワーアップ
- 燃費の向上
- 安定性の向上
- 高寿命
デメリットは値段が高い
これが無ければ完璧なんですけどねｗ
まぁそれでも高寿命なので費用対効果は抜群です。
お金に余裕がある人は絶対こっちのがいいです。
自分は日々のメンテナンス好きというのもあるので普通のプラグ買いました。
まずL175Sムーブ（ターボ無）モデルのプラグの型式を調べます。
| 標準 | 標準より少し↑ | イリジウム（低寿命） | イリジウム(高寿命) | |
| プラグ品番 | XU20HR9 | XUH20TTI | IXUH20I | VXUH20I |
標準プラグ
基本的にこれを選べば問題ない。
純正相当の普通のプラグです。
基本的なやつなので迷ったらこれを選べばオッケー！
ワングレード上
標準より少し上のグレードのやつです。
正直自分なら、これにするならイリジウムプラグのほうが・・・
と思ったんですが、意外と標準と値段変わらないかも？？
比較してみてください。
イリジウムプラグ(低寿命)
イリジウムプラグの低寿命タイプはこちら
値段と相談してみてよく考えてみてください。
意外と見てみたら、これも思ったより高くないｗ
プラグは値段変動もあるので全部見たほうが良いかも！
必ず言えることはネットが一番安い！
イリジウムプラグ(高寿命)
高寿命タイプはこちら
高寿命タイプも確認したら意外と安い・・
てかこの値段ならこれ一択かもしれません・・・
皆さんも全部値段をよく見て確認したほうがいいかもしれません。
プラグレンチ
プラグレンチは必ず用意してください。
サイズは16ミリのやつです。
これが無いとプラグを外したり付けたりすることができません。
よくあるラチェットのソケットで代用すると破損の原因や取り返しのつかないことになる可能性があります
なのでそんなに高いものではないのでしっかり準備しましょう！
安くてよくある人気商品はこちら！！
マグネット付きはこちら
マグネット式だとプラグがハマった状態で逆さにしても落下しません。
使い勝手がものすごくよいのでこちらもおすすめです。
手持ちのラチェットやエクステンションバーに付けて使いたい人はこちら
手持ち工具が充実している方なら、こちらのほうが使い勝手が良いです！！
ラチェットレンチセット
工具セットは持っているだけで非常に便利です。
今回の作業は10ミリのボルトしかないので、それを外せればよいのですが、
持っているだけで、他にも色々な作業に使うことができます。
持ってない人はこの機会に工具セット買っておいてもいいかもしれません。
一応、自分がオススメの工具セットまとめておきます。
しっかりと安心してコスパがいいものが欲しいって方は「SK11」一択です。
このブランドは自分も大好きで、コスパが良くて作りが良い！！
代表的な工具セットを紹介します。
高くても安心国産メーカーが欲しいってかたはコチラです。
とにかくこのプラグ交換だけできればいいって人はこちら
クリップ外し
マイナスドライバーでも代用可能ですが、クリップを確実に壊さないで外すにはこの工具が便利です。
そんなに高いものではないので是非購入してみてください。
スパークプラグの交換方法
必要なものが揃いましたら、準備はオッケーです。
続いて交換方法について丁寧に解説していきます。
手順一覧
- 吸気ダクトを外す
- 電気信号のコネクターを抜く
- イグニッションコイルの固定ボルトを外す
- イグニッションコイルを引き抜く
- スパークプラグ取り外し
- 新品プラグを付ける
- 部品を戻す
細かく書いてこんな感じです。
手順が多いように思えますが、やってみるとめっちゃ簡単ですよ？
是非やってみてください。
吸気ダクトを外す
まずは、ボンネットを開けてください。
プラグの上に吸気カバーがあります。
これを外さなくてはいけません。
軽自動車はこのパターンが多いので少しめんどいって感じですｗｗ
エアフィルターケースと吸気ダクトが、止め具で止まっています。
真ん中のボッチを浮かせることで、外せるようになります。
マイナスドライバーでも出来ますが、できれば先ほど紹介した専用工具があると良いです。
マイナスドライバーでやると、最悪プラスチック製なので破損する可能性があります。
これがクリップを外した状態です。
クリップ外し（内張り剝がし）があると簡単に外せます。
あとは吸気ダクトがハマってるだけなので上に引っ張れば外せます。
無理にはやらないでください。
丁寧に上に引っ張れば簡単です。
吸気ダクトが外れたらどこか邪魔にならない所に置いといて下さい。
電気信号のコネクタを抜く
イグニッションコイルの上に電気コネクタが繋がれています。
この電気コネクタを外せないと、イグニッションコイルが外れないので外しましょう。
3個所全部外していきます。
多分こういうコネクタはものすごく固いと思います。
固くて外せなくても、無理に引っ張らないでください。
外し方はつまみを押した状態で引っ張ります。
自分は固すぎて外れなかったのでラジオペンチでつまみを押しながら外してしましました。
ですが、このやり方はオススメしません・・・
自分も苦肉の策だったので自己責任でお願いします。
力を入れすぎると多分コネクタが破損します・・・
イグニッションコイルの固定ボルトを外す
次にイグニッションコイルの固定ボルトを外していきます。
3個所あるのですべて外してください。
ラチェットレンチに10mmのソケットをセットして、反時計回りに回して緩めていきましょう！
（ラチェットじゃなくても良いです）
ある程度緩んだら手で外せます。
ボルトをエンジンルーム内に落とすと面倒なので、しっかりと持って落とさないように注意して下さい。
取ったボルトは無くさないようにしっかり保管してください。
イグニッションコイルを引き抜く
ボルトが外れたらあとは引き抜くだけです！
コイルの隙間にはホコリなどが入らないようにパッキンが入っています。
車によっては、なかなか抜けない場合がありますが、少し回すようにしながら抜くと簡単に抜けます！！
ちなみにこの車は簡単に抜けました！
これが外したイグニッションコイルです。
ちなみにイグニッションコイルの場所はしっかり覚えておいてください。
違うところにつけると不具合が出る可能性があります。
心配な方は全部イグニッションコイルを取らないで1本ずつやったほうがいいかもしれません
これがスパークプラグの頭です。
これからここにプラグレンチを刺して外していきます。
スパークプラグ取外し
コイルを抜いた穴にプラグレンチを差し込みます
そして軽く手で回しながら、プラグにしっかりはまるのを確認して下さい！
ゆっくり回していくとレンチがハマる感覚があるはずです。
手で力いっぱい回しても動かないならしっかりはまってると思って大丈夫ですよ。
ここでプラグレンチを反時計回りに回します。
それなりの力で締まってるので、緩まない場合は叩くようにして取っ手の端に衝撃を与えれば緩みます！
プラグが完全に外れたら、ゆっくり引き上げます。
プラグレンチがマグネットタイプなら、何も考えずにスッと引き上げれば良いですが、そうでない場合はプラグを落とさないように慎重にやりましょう！
これが外したプラグです。
見た感じ電極の部分が結構すり減っています。
新品プラグ取り付け
これが新品プラグです。
やっぱり新品のプラグは綺麗ですね！
先ほど外したプラグと比べると全然違います。
変えておいて良かったって感じです。
ちなみにイリジウムプラグは全然先端が違います。
一般プラグは太くて平べったい感じですが、イリジウムは先端が細くなってます
プラグレンチにスパークプラグをセットして、ゆっくりコイルの穴に入れていきます。
今度は新品のプラグなのでぶつけたり落としたりしないように慎重に扱って下さい！
次にプラグを手で締め込んでいきます。
しかしここで、ネジ山をがじると大変です。
ネジが斜めの状態で締め込むとネジ山がダメになり、取り付け不可→修理
こうなると最悪なので力を入れずにゆっくりと行いましょう。
とりあえず手ではもう締められないというところまで締めてください。
プラグの箱を確認すると、締め付けトルクが書いてあります。
このプラグの場合、手締めで底に当たったところから工具で1/4～1/2回転締めろと書いてあります。
角度的に90°～180°のことです。
締めても、まだ締まりそうな感じがするでしょうが、絶対にそこで止めて下さい！
ネジ山が破損したり、プラグが外れなくなったり、取り返しのつかないことになる恐れがありますので。
新品プラグの取り付けはこれで完了です。
イグニッションコイルを戻して、残り２つのプラグも同じようにして交換しましょう！
補足ですが、もし一度締め付けたプラグを点検などで外した場合、再利用時の締め付け角が変わってきます。
再締め付け時の回転角は30度にしてください
箱にも書いてあります。
再利用時は金属のパッキンが潰れているので、こういうことになっております。
プラグのコツは
「締めすぎ注意」です
外した部品を戻す
あとは外した部品をもとに戻すだけです。
イグニッションコイルをもとに戻し、10ミリ固定ボルトを締めてください。
これもコイル本体がプラスチックなので締めすぎ注意です。
軽くギュって感じにしといてください。
電気コネクタを差し込んでいきます。
抜く時とは違い、挿す場合はそのまま入れるだけでOKです！
走行の振動で抜けてくると、エンジンの動作に影響が出るので、カチッと音がするまで押し込みましょう！
最後に吸気ダクトを元に戻して作業完了です！
交換が終わったら、エンジンをかけて始動確認をして下さい！
始動はスムーズか？アイドリングが不安定になってないか？を確認します。
まとめ
これが今回取ったプラグです。
見ると電極の部分が結構消耗しています。
これを見るとやはり変えておいて良かったな、って感じです。
今回はプラグがイリジウムプラグではなく純正相当品と交換なので劇的変化はありません。
しかし消耗品なのでしっかり変えてよかったと思っています。
いかがでしたか？？
これを見ると意外と簡単に出来ると思います。
皆さんも一度チャレンジしてみてください？？
きっと愛車精神が上がると思います！
