日常の修理やDIY作業で、六角ボルトがなめてしまうことは、誰しも一度は経験したことがあるのではないでしょうか??
頑固なネジの固着や摩耗により、ネジ頭が滑ってしまい、取り外し作業が難航することがあります。
しかし、心配ご無用です。今回は、そんな困った状況を乗り越えるための有益な方法についてご紹介いたします。
六角穴付きボルトのなめた場面においても、焦る必要はありません。
もしも六角ボルトがナメてしまった場合、プライヤーを駆使して回す方法や、ドリルを用いてネジ頭を削る方法、皿ネジのように掴みにくいボルトに対処する方法、下穴を開けて時間をかけて取り外す方法など、数々のアプローチが考えられます。
ただし、ネジが頑丈に固着していると、これらの方法も難しくなることがあります。
こうした状況を未然に防ぐためには、精度の高い工具を使用し、正しい取り扱い方法を守ることが大切です。
しかしながら、もしもネジがなめてしまった場合でも、取り換えが必要となることがあります。
その際には、古いネジを取り外すための方法を知ることがとても重要です。
この記事では、ネジ・六角ボルトがなめてしまった場合の対処法に焦点を当て、悩んでしまっている方々に向けて解説します。
ネジをなめてしまった経験がある方や、今後の作業のために事前に知識を蓄えたい方々にとって、助けとなることでしょう。
ネジの救済策を知り、スムーズな作業を実現しましょう。
ネジの舐め具合が軽度の場合
専用工具を使わずに、ゴムを挟んでなめたネジを外す方法
つぶれてしまったネジを回す際に、有効な手法のひとつは、小さな切り口が付いた古いチューブや平たい輪ゴムを巧みに活用する方法です。
このテクニックは、ネジ頭と工具の接点にゴムを介在させることで、摩擦を高め、頑固なネジを解除するのに役立ちます。
ネジ頭の工具を適切な角度で使用することで、摩耗した箇所との連動が可能となります。
この方法は、ネジ頭の工具が多少なりとも角度を保っている場合に特に効果的です。
作業の際には、重要なネジや周囲の材料を損傷させないように心掛けてください。
ネジすべり止め液
ネジの扱いにおいて、予期せぬ困難が生じることはよくあります。
そんな時、市販のネジ外し用ケミカル、"ネジすべり止め液"が、おすすめです。
この製品は、その仕組みがゴムを使ったアイディアに通じるもので、簡単にネジや六角ボルトが取れるものになっています。
ネジすべり止め液は、砂のような微細な粒子が組み込まれた結果、ネジ頭と工具の隙間を埋める能力を持っています。
この製品が秀でている部分は、ゴムよりもはるかに頑丈な粒子を使用していることで、その結果として摩擦力が大きく向上し、ネジの締め付けや緩ませる際に効果を発揮する点です。
特筆すべき点は、ネジすべり止め液が滑り現象を防ぐ摩擦増強液を組み込んでいることです。
これにより、単なるドライバーとネジの間の摩擦を高めるだけでなく、ネジの長期的な、なめ予防にも一役買います。
成分によりネジが錆びづらいため、耐久性が向上する一方で、使用時の安全性も確保されています。
さらに、この製品の利点として、ネジが徐々に劣化する「舐め初め」や完全なめになる前の初期段階で有効である点が挙げられます。
万一に備え、作業を一時中断し、ネジすべり止め液を塗布することで、ネジの劣化を食い止めることができます。
状況によっては、「少しでも不具合を感じた際は、作業を中断し、この製品を使用してみることをお勧めします。」
ネジすべり止め液は、ネジに関わる問題を根本的に解決する新たなアプローチであり、その機能や効果はネジの扱いにおいて革命的な役割を果たすこと間違いありません。その優れた特性を活かして、ネジの操作や保護を円滑に行うために活用してみましょう。
使用方法
ドライバーの先やネジの溝に滑り止め液を1~2滴付け、ドライバーを垂直にあてて押し付けながら回します。
ネジの舐め具合が中程度の場合
ビスブレーカードライバー
ビスブレーカードライバーは、通常のドライバーとは違い、特別な刃先形状を持っています。
その特殊な形状は、ハンマーなどで叩いて打ち込むことによって、新たな溝を作る能力を秘めています。
このにより、ネジの頭部に溝を作り、使い物にならなくなったネジ山でも、再び新しい溝を形成することで、ネジを簡単に外すことが可能です。
ネジ溝がなめてしまったとき、普通の方法ではネジを外すのが難しいです。
しかし、ビスブレーカードライバーはそうした要望に応える頼もしい工具です。
特殊刃先形状は、ハンマーや叩く道具を活用して、新しい溝をネジに形成することができます。
この革新的な機能により、ネジの再取り付けや交換がスムーズに行えるだけでなく、作業効率も向上します。
ビスブレーカードライバーは、その特殊な構造を駆使して、頑固なネジの外し作業を簡単にします。
ネジが損傷してしまった場合でも、新たな溝を形成することでネジを緩ますことができるため、素早い対処が可能です。
この便利な工具を使うことで、作業のストレスを軽減し、効率的な作業環境を実現できます。
ビスブレーカードライバーは、なめたネジに関する課題を解決する革新的な工具として、作業の幅を広げ、効率を向上させる優れた選択肢と言えます。
その特殊な刃先形状によって、ネジの修理や交換がこれまで以上にスムーズに行えることを、ぜひ実感してください。
使用方法
座金をハンマーでたたき、刃先をネジに喰い込ませ、押し付けながら回転させます
ミニインパクトドライバー
一台で二役!
この製品は、インパクトドライバーとしてだけでなく、普通のドライバーとしても使える、驚きの多機能性を持っています。
名だたるs商品の一つで、古くから存在しているため、多くの方がその存在を知っていることでしょう。
驚くべきことに、ハンマーなどで叩く際に刃先が回転するため、ネジがなめてしまったケースだけでなく、錆びついたや固着したネジにも簡単に対応できます。
この一台を手にすることで、様々な作業を効率的にこなすことができ、作業時間の大幅な短縮と確実な結果を実現できます。
このインパクトドライバーは、その多機能性と堅牢な設計で、あらゆる作業環境に対応します。
どんなに厳しい条件でも、その力強さと柔軟性を発揮してくれます。
さらに、古くからの工具なので、実績と信頼性によって、多くのプロ整備士が愛用しています。
インパクトドライバーを手にすれば、作業がもっと楽しくなります。
あらゆる状況において、その高い性能性を体感してみてください。
信頼性と効率性を追求するなら、このインパクトドライバーが確実な選択となるでしょう。
使用方法
左右切り替えで回転方法を決める。
ネジにビットをあて、ハンドルをしっかり握り、固定したままハンドル部をハンマーで叩く
叩いた力が回転の力に変わり最大45°回転し、ネジを絞めたり緩めたりすることが可能。
他にも沢山製品があるのでリンク載せておきます。
ネジの舐め具合が重度の場合
インパクトドライバー ネジ取り
この製品は、鋭くなっている刃先が舐めたネジに喰い込み新たな溝を作り、舐めたネジを取り外します。
上記で紹介した商品を掛け合わせた商品です。
かなりやばそうなネジにはこちらをおすすめします。
使用方法
- ハンマーで叩いて溝を作る
- 刃先を動かさずハンマーで何回も叩き、舐めたネジに喰い込み溝を作る。
- インパクトドライバーでネジを緩める
- 溝にしっかり刃先が食い込んでいるのを確認しながら、ハンマーで叩く
- ゆっくり取り外す。
なめたネジはずしビット3本組
この製品はインパクト電動ドライバーを使って、舐めたネジを外す工具になっています。
使用方法
ドリル部で下穴を右回転で垂直に開けます。(丁寧に)
ビットを差し替え、垂直にネジ部を穴に差し喰いつきを確認します。
垂直に押しながらゆっくり左回転させ、ネジを抜き取ります。
まとめ
今回は、主にアネックスの製品でネジ溝がなめてしまった際に損傷具合に応じて役立つアイテムをご紹介致しました。
車やバイクを弄っていると、誰しもが経験する事だと思います。
大切なのは、やばいと思ったら、強引にやらないこと、
このまま、作業を続けてしまうのは、あまり良い思い出がありません。
まとめますと、軽症~中強度は、インパクトドライバーなどでネジ溝を保存した状態で外す。
重症の場合は新たなネジ溝を作って外す。
そのような感じです。
またこれらの工具はは、ペンチなどでつかめない皿ネジなどに対してとても有効です。
状況によってアイテムを使い分けることで効果的にネジを外すことができますので、参考にしてみて下さい。